注文住宅の頭金の目安と相場

注文住宅の購入を検討している方にとって、頭金は大きな関心事でしょう。頭金は住宅ローンの返済負担を軽減し、金利優遇や審査通過率アップにもつながる重要な要素です。
この記事では、注文住宅の頭金に関する疑問を徹底解説します。
頭金の目安や相場、頭金ゼロで建てる場合の注意点などを分かりやすくご紹介します。後悔のないマイホーム選びにお役立てください。
- 理想的な頭金の目安とその重要性
- 注文住宅の頭金の平均は?必要な金額は?
- 頭金ゼロで家を建てる際の留意点
- 頭金に有利な贈与の仕組み
- 頭金200万円と頭金なし、どちらがお得?
- 注文住宅の早期購入の3つのメリット
- おすすめは「早めに購入して繰り上げ返済」
- 頭金は土地と建物、どちらに使うのが得策?
- 住宅購入を成功させるための頭金準備
理想的な頭金の目安とその重要性
住宅購入において、頭金は重要な要素です。一般的に、住宅価格の10~20%程度が頭金の目安とされています。
頭金が重要な4つの理由
1.返済額の軽減
頭金が多ければ、それだけ住宅ローンの借入額が減ります。結果、毎月の返済額が減り、家計への負担が軽減されます。
2.金利優遇
多くの金融機関では、頭金の割合が多いほど、金利優遇を受けることができます。金利が低いと、住宅ローンの総返済額が減り、経済的な負担を軽減できます。例えば、頭金が住宅価格の10%以上の場合、優遇金利が適用されるケースが一般的です。
さらに、15%以上の場合、より低い金利が適用される金融機関もあります。
3.審査通過率の向上
頭金が多いと、金融機関から見て借主の信用度が高く評価されます。そのため、住宅ローンの審査通過率が向上する可能性が高まります。
4.経済的な安定
頭金は、自己資金で住宅購入に充てる部分です。自己資金が多いほど、経済的な安定につながり、将来のライフプランを立てやすくなります。

注文住宅の頭金の平均は?必要な金額は?
国土交通省のデータによると、2022年度の新築物件住宅ローン利用者の頭金の平均額は物件購入価格の20%でした。
例えば、5,000万円の住宅を購入する場合は500~1,000万円、3,000万円の住宅の場合は300~600万円の頭金が必要となります。
住宅金融支援機構の「フラット35」を利用する場合は、物件価格に対する借入額が90%以下(10%以上の頭金)でないとより低い金利が適用されません。
頭金が少ないと自己資金で必要な資金を賄うことが難しくなり、住宅ローンの借入額が増加してしまいます。
最適な頭金は、住宅ローンシミュレーションなどを使って確認することをおすすめします。
頭金ゼロで家を建てる際の留意点
頭金ゼロの場合は、フルローンとなるため、借入額が大きくなるため返済期間が長くなり負担も大きくなる可能性があります。
頭金が少ない場合は、住宅ローン審査が厳しくなる可能性があります。また、金利が高くなったり、返済期間が長くなる可能性があります。
さらに、万が一住宅ローンが返済できなくなった場合、任意売却や競売などの手続きを経て住宅を手放すなど、損失が大きくなる可能性があります。
これらの点を踏まえると、頭金ゼロで家を建てる際は、十分に検討することが重要です。
フルローンとオーバーローンの違いとは?
フルローンとは、住宅価格の100%を住宅ローンで賄うことを指します。
頭金が必要ないため、初期費用を抑えることができます。
オーバーローンとは、住宅価格の100%を超える金額を住宅ローンで賄うことを指します。住宅価格に加えて、諸費用やリフォーム費用などを含めた金額を融資を受けることができます。オーバーローンはフルローンよりも金利が高くなる傾向があります。
どちらを選ぶかは、個人の資金状況や返済能力によって異なります。
返済能力に不安がある場合は、無理のない範囲で頭金を用意し、フルローンを選択した方が良いでしょう。
諸費用ローンとは何か?
住宅購入時に発生する諸費用を借り入れることができるローンを「諸費用ローン」と言います。
登記費用や火災保険料、仲介手数料など、頭金以外にまとまった費用が必要な場合に利用されます。
また、諸費用ローンは金利かかかり、住宅ローンと別に返済しなければいけないため、毎月の返済額も増えます。
頭金に有利な贈与の仕組み
親や親族から住宅購入資金の贈与を受ける場合、税制上の優遇措置を受けることができます。贈与税の非課税枠を活用することで、最大1,110万円までは税金がかかりません。贈与には、以下のメリットがあります。
贈与の3つのメリット
メリット1:頭金の不足分を補える
自己資金が不足している場合、贈与によって頭金を用意し、住宅ローンを組む際の負担を軽減できます。
メリット2:金利優遇を受けられる
一部の金融機関では、頭金が多ければ住宅ローンの金利優遇が受けられる場合があります。
メリット3:税金負担を抑える
住宅取得等資金の贈与は、一定の金額まで非課税となるため、税金負担を抑えることができます。

贈与は大きく分けて2種類
一般贈与: 贈与を受けた人が自由に使えるお金を贈与することです。
特定贈与: 住宅取得等資金の贈与など、特定の目的にのみ使えるお金を贈与することです。
贈与税の非課税枠
贈与には、原則として贈与税がかかりますが、以下の非課税枠を活用することで、税金負担を抑えることができます。
一般贈与: 1年間で110万円までは非課税となります。
特定贈与: 住宅取得等資金の贈与の場合、1,000万円までは非課税となります。この2つの非課税枠を併用することで、合計1,110万円まで非課税となります。
贈与を受ける際の3つの注意点
1.贈与契約書の作成
贈与の事実や金額、目的などを明確にするため、必ず贈与契約書を作成しましょう。
2.贈与税の申告
贈与を受けた場合は、原則として贈与税の申告が必要です。
3.資金洗浄対策
贈与の目的や資金の出所を明確にする必要があります。
贈与は、住宅購入を検討している方にとって、頭金を用意するうえで有効な手段の一つです。 ただし、贈与には様々なルールや注意点があります。贈与を活用する際は、税理士など専門家にご相談することをおすすめします。

頭金200万円と頭金なし、どちらがお得?
注文住宅を購入する上で、頭金を貯めてから購入する場合と、今すぐ頭金なしで購入する場合、どちらがお得なのでしょうか?
ここでは、頭金200万円と、頭金ゼロの2つのケースで、具体的なシミュレーション結果でご紹介します。

このシミュレーション結果からもわかるように、頭金を貯めてから購入することで、月々の返済額を6,124円、総支払額を2,571万円削減することができます。
住宅購入は人生の中でも大きな買い物となるため、慎重に検討することが大切です。
注文住宅の早期購入の3つのメリット
「注文住宅を今すぐ建てたいけど、もう少し様子を見ようかな…」そう考えている方も多いのではないでしょうか。でも、実は注文住宅を早期に購入することには、思わぬメリットがたくさんあるんです。
そこで、注文住宅を早期購入するメリットを3つご紹介します。あなたの理想のマイホームを実現するために、ぜひ参考にしてみてください。

メリット1:快適な家での生活時間が増える
早期購入することで、より長い期間、快適な注文住宅で過ごすことができます。家賃を払うよりも住宅ローンの返済に充てる方が長い目で見ればお得な場合が多いです。
また、若い頃から住むことで家族と過ごす時間や趣味を楽しむ時間が増えるでしょう。
メリット2:返済期間が短くなり、老後の資金を貯めやすくなる
早期購入することで返済期間が短くなるため、早く住宅ローンを完済することができ、老後の資金を貯めやすくなります。
定年退職後も住宅ローンの返済が続くよりも、早期に返済したほうが経済的な余裕が生まれます。
また、住宅ローンの金利負担も軽減されます。
メリット3:低い金利で住宅ローンを組むことができる
近年、住宅ローンの金利は上昇傾向にあります。もし、数年後に購入を考えている場合、金利がさらに高くなる可能性を考慮する必要があります。
早期購入することで、変動の少ない低い金利で住宅ローンを組むことができ、将来の金利上昇による返済額の増加リスクを軽減することができるのです。
以上のように、注文住宅を早期購入することで、様々なメリットがあります。
おすすめは「早めに購入して繰り上げ返済」
注文住宅を購入する場合、頭金を貯めてから購入するか、今すぐ購入するか迷う方は多いでしょう。
しかし、結論から言えば、「早めに購入して繰り上げ返済」するのがおすすめです。その理由としては、先に述べたような3つのメリットがあるからです。
もちろん、頭金を貯めてから購入するメリットもあります。
頭金が多ければ、住宅ローンの金利優遇を受けられたり、審査通過率が高まったりします。しかし、これらのメリットは、繰り上げ返済によって相殺することが可能です。
住宅ローンは、最初に元金の返済額が少なく、利息の返済額が多くなります。そのため、繰り上げ返済によって元金を減らすことで、利息の支払いを減らすことができます。
結果として、総返済額を抑えることが可能になります。

頭金は土地と建物、どちらに使うのが得策?
「頭金は土地と建物、どちらに使うのが得策か」という疑問は、マイホーム購入を検討される多くの方が抱く悩みの一つです。
一般的に、土地の価格が高い場合は、土地に頭金を多く充てることで、将来的な土地価格の上昇による資産価値の増加が見込めます。また、土地の固定資産税を抑える効果も期待できます。
一方で、建物の価格が高い場合や、将来的なリフォームや建て替えを考慮する場合には、建物に頭金を多く充てることで、より快適な住まいを実現できる可能性があります。
結論としては、頭金は土地と建物それぞれに使うのが得策です。どちらに頭金を多く充てるべきかは、ご自身の資金状況、ライフプラン、将来のライフスタイルなど、様々な要素を総合的に判断する必要があります。

住宅購入を成功させるための頭金準備
住宅購入において、頭金の準備は、その後の返済計画や住宅ローン選びに大きな影響を与える重要なポイントです。
頭金の額は、住宅ローンの借入額に直結し、返済総額や月々の返済額に大きく関わってきます。頭金が多ければ多いほど、住宅ローンの借入額が減り、金利負担も軽減されるため、返済計画を立てやすくなります。
近年では、頭金なしで購入できる住宅ローンも増えてきましたが、金利が高くなる傾向にあります。
また、諸費用ローンを併用する場合には、返済総額が増えるため、長期的な視点で返済計画を立てることが大切です。
頭金を貯める際には、無理のない範囲で計画的に貯金することが重要です。余裕を持った準備をすることで、金利優遇を受けたり、審査通過率を高めたりといったメリットも期待できます。
頭金の準備に不安がある場合は、金融機関などの専門家に相談することをおすすめします。あなたの状況に合った最適なプランを提案してくれるでしょう。

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