白い外壁のメリット・デメリット

自然素材の家といえば、おしゃれな白い外壁が人気。
紫外線もほとんど吸収しないため、省エネ対策としても有効です。

しかし、「汚れ」「割れ」「メンテナンス」などを懸念されて、悩まれる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、「THE FUN house」が提案する白い外壁とともに、メリットやデメリット、九州地方では漆喰素材を外壁に使用しない方がよい理由も解説します。

白い外壁を九州で建てるかどうか迷われている方は、ぜひご覧ください。

九州地方で、外壁に漆喰を使用する際のポイント

まずは、九州地方で外壁に漆喰を使用する際のポイントを解説します。

九州地方は梅雨の長雨や台風の影響を受けやすく、湿度が高いため、漆喰が水分を吸収しやすくなります。

また、冬場の乾燥と湿度の変化が激しく、漆喰にひび割れが生じやすい環境です。
そのため、吸水性のある漆喰を外壁に塗るのには適していません。

また、外壁に水分が多く含まれると、そこから汚れが発生しやすくなり、外壁の美観を損なう原因にもなります。

よく写真で見るヨーロッパの白い外壁の写真は地中海地方のものが多く、日本と比べると乾燥しているため、漆喰を外壁に使うのに適している気候だといえます。

一方で、日本の九州地方の場合は湿度や雨が多く漆喰壁は汚れやすいという観点から、漆喰を外壁で使用するにはいくつかのポイントがあります。

「THE FUN house」の白い外壁

「THE FUN house」が提案する、白い外壁を紹介します。

前述のとおり、九州地方では漆喰を外壁に使用する際にはいくつかのポイントがあります。
そこで、「THE FUN house」では、漆喰ではなく、シリコンによる撥水効果で雨水をはじき、光触媒酸化チタンが汚れを分解することで、湿気が多くても汚れに強い対策をしています。
長期的に美しい外観を保てるよう、外壁材に工夫を凝らしています。

外壁を漆喰にするメリット

次に、外壁に漆喰を使うことで得られるメリットを3つ解説します。
これらのメリットをおさえて、外壁に漆喰を導入するかを検討しましょう。

なお、繰り返しになりますが、九州地方のような湿気の多い地域では、外壁に漆喰素材を使うのはおすすめできないため、注意しましょう。

1.カビが生えにくい

1つ目のメリットは、漆喰はカビが生えにくい材料です。
漆喰は強アルカリ性のため、カビが発生しにくい特徴があります。
ただし、3年目以降あたりから雨が当たりやすい部分から中性化が進むので、軒の出等の考慮が必要です。

2.デザインが豊富

2つ目のメリットは、漆喰はデザインが豊富である点です。
漆喰は工業製品とは異なり、すべて左官職人の手作業により、仕上げられます。そのため、仕上がりの柄は何パターンも種類があり、壁ごとにデザインを変えることも可能です。

3.経年変化による味を楽しめる

3つ目のメリットとして、漆喰では経年変化による味を楽しめます。
漆喰も建材なので、もちろん年数が経てば経つほど、劣化していきます。
しかし、自然素材ならではの味と捉えることもできるので、カビが生えていなければ、美観を損なうこともなく、家の見た目を良くするために一役買ってくれるでしょう。

外壁を漆喰にするデメリット

次に、外壁を漆喰にするデメリットを2つ解説します。
これらも理解したうえで、外壁を漆喰にするか検討しましょう。

1.ひび割れの可能性がある

外壁を漆喰にするとひび割れを起こす可能性があります。漆喰には調湿性や耐火性などはあるものの、弾力性は少ないからです。

ただし、構造材の乾燥収縮によるひび割れなど避けられない場合もあるので、念頭においておきましょう。

2.カビが生える可能性もゼロではない

漆喰の外壁はカビが生える可能性もゼロではないため、注意が必要です。

防カビ性能があるとはいえ、家の立地上ずっと湿気があったり、外壁に長時間水分が含まれて乾燥しなかったりする場合は、カビが生える可能性があります。

漆喰の外壁に関するよくある質問

最後に、漆喰についてよくいただく質問についてお答えします。

Q1:漆喰は外壁に使っても問題ありませんか?

A:問題ありません。漆喰は耐火性や耐久性に優れているので、室内だけではなく、外壁にも向いている建材です。
ただし、九州地方をはじめとする雨や湿気が多い地域では、注意が必要です。

Q2:漆喰は雨風を受けても腐りませんか?

A:雨風を受けたからといってすぐに腐るわけではありません。
しかし、家の立地上、漆喰の外壁が濡れ続ける場合はカビが生えたり、傷みやすくなったりする可能性があります。

Q3:漆喰の家はどのハウスメーカーでも建てられますか?

A:漆喰は取り扱いが難しく、高度な技術が求められるため、どの住宅会社でも建てられるわけではありません。

もしも、漆喰の家を建てたい場合は、漆喰を取り扱っている家かどうかを事前に調べましょう。住宅会社のホームページを確認すれば、漆喰の家を建てられるかどうかは分かります。

白い外壁にこだわる漆喰の家なら
「THE FUN house」

この記事では、九州地方では漆喰の外壁が向いていない理由や「THE FUN house」の外壁に対する工夫や取り組みについて解説しました。

吸水性がある漆喰は、雨や湿気の多い九州地方では外壁への使用は注意が必要です。
どうしても外壁を漆喰にしたい場合は、塗り方を工夫するような大きな手間と予算をかけることで、回避できます。

ただし、漆喰を外壁に使用すると、以下のようなデメリットもあります。

  • ● ひび割れの可能性がある
  • ● カビが生える可能性もゼロではない

ぜひこの記事を参考に、納得のいく家を建ててください。

「THE FUN house(ザファンハウス)」では、木と漆喰をふんだんに使った家を提案しています。ぜひ九州地方で漆喰の家に興味のある方は、「THE FUN house」の見学会にお越しください。

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