インフルエンザウイルス対策に!漆喰の驚異的な力

近年、自然素材による健康的な住環境づくりが注目を集めています。その中でも漆喰は、”インフルエンザウイルスを99%以上不活性化”する効果が科学的に実証されています。本記事では、漆喰の驚くべき効果とその活用方法について詳しく解説していきます。

なぜインフルエンザが流行するのか?

インフルエンザの流行は、気温や湿度などの環境要因と密接に関連しています。特に”冬季の乾燥した室内環境”は、ウイルスの生存と感染拡大を促進する大きな要因となっています。ここでは、感染経路と環境要因の関係について詳しく解説します。

インフルエンザウイルスの感染経路

インフルエンザウイルスの感染は、主に以下の3つの経路で起こります: 

1. 飛沫感染
– くしゃみや咳による飛沫(飛散距離:約2メートル)
– 会話による微細な唾液粒子
– 感染力が最も強い経路

2. 接触感染
– ウイルスの付着した物品との接触
– ウイルスの環境表面での生存期間:紙では3時間、銅(コイン)では4~8時間、段ボールでは1日、木や布では2日、ガラスや紙幣では4日、プラスチックやステンレスでは7日経過までに死滅します。
– 手指を介した粘膜への接触

3. 空気感染
– 乾燥による飛沫核の浮遊
– 密閉空間での感染リスク上昇

空気感染のリスク

空気感染は特に注意が必要です。以下の条件で感染リスクが著しく上昇します

漆喰とは?その効果とメカニズム

漆喰は、千年以上の歴史を持つ日本の伝統的な壁材です。その特徴的な性質により、インフルエンザ対策に非常に効果的であることが、近年の研究で明らかになってきました。

漆喰の組成と特徴

漆喰の主な成分と特徴は以下の通りです

– 消石灰(水酸化カルシウム)
– 水・糊・土・繊維(スサ、麻、藁)

*消石灰(水酸化カルシウム)とは、石灰石を焼いて水を加えたもの。 石灰石はサンゴ礁がルーツです。
*糊やスサはつなぎ(接着力の強化、亀裂の防止)として使用されます
*天然の海藻から摘出したのり材、海藻のりが使用される場合が多いです

これらの成分が組み合わさることで、以下のような特性を発揮します:

– 強アルカリ性(pH12以上)
– 優れた吸放湿性
– 多孔質構造
– 高い耐久性

ウイルス不活性化のメカニズム:強アルカリ性と吸放湿性

漆喰のウイルス不活性化効果は、主に以下の2つのメカニズムによって発揮されます:

1. 強アルカリ性による効果
– pH12以上の強アルカリ環境でウイルスの外殻を破壊 
– 24時間以内に99%以上のウイルスを不活性化 
– 継続的な効果を発揮

2. 多孔質構造
– 調湿性(理想的な湿度:夏50〜60%、冬40〜50%)
– 多孔質内に空気が入って通過すると強アルカリ性で殺菌・消臭される

漆喰のその他の効果:

漆喰には、ウイルス不活性化以外にも多くの効果があります:

1. 断熱効果
– 冬は外部の冷気をシャットアウトし、夏は外からの熱を吸収します

2. 耐火性
– 不燃材料として建築基準法で認められた耐火性があります 
*万が一燃えてしまった場合も、有毒ガスが発生しません

3. 防音効果
– 多孔質構造なので音の雑味を消す効果

漆喰の効果的な活用方法

最大限の効果を得るための活用方法: 

1. 施工場所の選定 
– 寝室や居間などの生活空間 
– 湿気の多い浴室 
– 子供部屋やご高齢者の部屋

漆喰と他の抗ウイルス対策との比較

アルコール消毒との違い

加湿器との併用

加湿器はカビをばらまいてしまっていることが多いです

漆喰施工のポイント

施工業者の選び方

信頼できる施工業者の選定基準:

1. 実績と経験 
– 10年以上の施工実績 
– 漆喰専門の技術者の在籍 
– 施工事例の豊富さ

2. 技術力 
– 伝統工法の知識 
– 現代の施工技術との融合 
– 品質管理体制

メンテナンス方法

適切なメンテナンスで効果を持続: 

– 定期的な点検(年1回推奨) 
– 軽い汚れは消しゴム・水を含ませたメラミンスポンジ 
– 補修が必要な場合は専門家に相談

漆喰の安全性

人体への影響

漆喰は自然素材を主原料としており、以下の特徴があります: 

– シックハウス症候群のリスクなし 
– ホルムアルデヒドの放出なし 
– アレルギー反応が極めて少ない

ペットへの影響

ペットにも安全な素材です: 

– 有害物質の放出なし 
– 消臭効果でペット臭を軽減 
– アレルギー反応の心配が少ない

まとめ:漆喰で快適・安全な空間を実現

漆喰の導入で得られる主なメリット: 

1. インフルエンザ対策 
– ウイルスの99%以上の不活性化 
– 年間を通し安定した効果 
– 自然な湿度管理 

2. 健康的な住環境 
– シックハウス対策 
– アレルギー対策 
– 快適な室内環境 

3. 経済性 
– 長期的なコスト削減 
– メンテナンスの容易さ 
– 省エネルギー効果 

漆喰は、伝統的な知恵と現代の科学が融合した、理想的な住環境素材といえます。

初期投資は必要ですが、長期的な視点で見ると、健康維持とコスト削減の両面で大きなメリットがあります。特に、インフルエンザ対策として漆喰を検討される場合は、本記事で紹介した特徴や効果を参考に、ご自身の環境に合わせた導入を検討されることをお勧めします。 

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